シックハウス対策2

また、基準法を書面上クリアした建物であっても、現実の建物として必ずしも機能
していない場合があります。機械的換気がなされていても、給気や排気の位置によっ
ては空気の淀みを起こすケースが多くあります。台所の造り付け家具など、中まで換
気はできません。持ち込まれる家具自体もシックハウス対策がなされていなければ意
味がないのです。法での規制値は28℃の状態での数字ですが、日中では室温がそれを
超えてしまうことは当然起こりえます。温度が高くなると化学物質の揮発量も増えま
すから、直射日光を入れない、室温が高温にならないようにする、積極的に換気を行
なうなど、意識して生活する必要もでてきます。
こちらに詳しくのっています。→

マンションでは個別の対応が難しい
できることなら、自然素材など化学物質を発生させない建材でつくられていること
が望ましいのですが、平均的な消費者の多くは素材の反りや狂いをよしとせず、時と
してクレームとなるので、大多数を相手にしているマンションなどではなかなかそれ
ができないようです。また、シックハウス対策を完壁にしようとすれば施工の手間が
かかり、それだけ建築コストはアップする傾向にあります。それを重視していない人
には、「単なる高い建物」という評価をされるでしょう。
つまり、現在施工されているマンションは、基準法に対する対策は行なわれていま
すが、居住者の健康に配慮した「万全のシックハウス対策」は行なわれていないとい
えます。言い換えれば最低基準のシックハウス対策となっているのです。

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